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2025.03.12

「子どものためのオペラ」開催!約3,000人の子どもたちが本物の音楽に触れる

昨日3月11日(火)、京都府内の小学6年生、約3,000人を招待した「子どものためのオペラ」が開催されました。
この公演は、「子どもたちに本物の音楽を届けたい」という創設者・小澤征爾の想いのもと、2015年にロームシアター京都のオープニング・プレ事業としてスタートしました。2016年からは毎年ロームシアター京都で開催され、多くの子どもたちに感動を届けています(※2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。
今年は京都府内の57校から約3,000名の小学6年生を招待し、華やかに幕を開けました。

公演の冒頭では、音楽塾お馴染みの「楽器紹介」が行われ、オーケストラのメンバーが自慢の楽器を工夫を凝らしながら紹介。楽器の多彩な音色や、普段なかなか目にする機会のない楽器に、子どもたちは興味津々の様子。
今回の公演では、オーディションで選ばれた実力派ソリストたちが、ヴェルディの名作オペラ「椿姫」の抜粋を披露しました。
中川郁文(ヴィオレッタ・ヴァレリー)、岸浪愛学(アルフレード・ジェルモン)、伊藤尚人(ジョルジョ・ジェルモン)、村椿彬子(フローラ)、山下未紗(アンニーナ)、髙梨英次郎(ガストン)、市川宥一郎(ドゥフォール男爵)、森翔梧(ドビニー侯爵)、後藤春馬(医師グランヴィル)。
ヴェルディの美しい旋律と壮大な合唱が響き渡ると、子どもたちは目を輝かせながらステージに釘付けに。アンニーナとガストンが案内役となり、子どもたちを物語の世界へと誘うと、音楽に合わせて体を揺らしたり、身を乗り出して舞台を見つめたり、オペラの世界を楽しんでいました。
この公演が、子どもたちに音楽の素晴らしさを伝え、心に残る特別な体験になっていたら嬉しいです。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!